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21/06/20 阪神 マーメイドＳ |
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２０日の阪神競馬ではややゆっくりとしたスタートから中団後方を追走。やや力むところをなだめながら進み後半勝負にかけたが伸びが見られず１６着。「ジョッキーとはできれば前目の位置を立ち回るイメージで話をしていたのですが、思うようにスタートから行けなかったですね…。ゲートがうるさかったわけではないものの、スタート後、促しても行ける雰囲気ではありませんでしたし、右に張りがあり、苦しがるような進み方をしていて行けませんでした。それならばとジョッキーは切り替えてくれたのですが、道中スローだったこともあってか力みが見られましたね…。行けないし、力むしといったチグハグな感じで、この立ち回りだと最後は脚を使えません。調教でもそうなのですが、競馬に来ると余計に気持ちの昂ぶりが見られます。それが前向きさになればまだいいのですがそうならず、気持ちが上手くかみ合っていないように映るレースでした。体は、つくっていった分余裕があったわけではありませんけれど、馬体減は輸送と汗の分で、コンディションは悪くなかったと思うんです。それだけに余計に悩ましいのですが、何か見えていなかったものがないのか、レース後の状態を慎重に確認しておきます。思うような結果を出せず申し訳ございません」（黒岩師）前走後の回復が早く、調整も至って順調で、いい調整過程で今回のレースへ臨めましたので復活を期待したのですが、残念ながら力みが目立ち、消耗したこともあってか、良さを発揮することができませんでした。稽古の感触からもう少しやれて良いと思えるだけに非常に悩ましいです。今後については慎重に状態を見極めたのちにどうしていくか検討していきます。
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21/04/24 新潟 福島牝馬Ｓ |
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２４日の新潟競馬ではスタート後に行き脚が付かず後方を追走する。直線では懸命に脚を使うが、逃げ馬がそのまま残った展開も響き１０着。「レースへ向かう雰囲気は良く、あとは自分のリズムで走ることができればと思って送り出しました。結果からするとスタートが痛かったです。出てはいますが、思ったほど進んでいかず後ろからになってしまいました。全体の上がりの時計を見ても、後ろからではチャンスはなかったですからね…。ジョッキーに聞いても“折り合えていて力みは大丈夫でした。調教の様子から切れるという感じはしませんでしたし、今日の展開を考えても前半でいい位置につけられなかったのが痛かったです”と言っていました。この馬自身、ジリジリとですが脚を使っていて復調気配は感じられるので、次走以降に巻き返したいです。最良の結果とならず申し訳ありませんでした」（黒岩師）折り合いは問題なく直線で脚は使っているものの、最後は周りと同じような脚色になってしまい、上位争いに加わることはできませんでした。好位で運んだ馬が掲示板に多く載っているように、スタート後にもう少しスムーズに流れに乗ることができていればまた違ったはずです。今後はレース後の心身の状態を確認してからどうするか判断していきます。
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20/12/20 中山 ディセンバーＳ |
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２０日の中山競馬では中団やや後方の位置でなだめながら進める。人気馬を追うように少し早めに動かしていくが直線での伸びは目立たず９着。「中間の走り、馬の雰囲気を見て今回はチークを着けない判断をしてレースへ送り出しました。スタートはそこまで速くなかったのですが、１コーナー過ぎからハミを取り出し、向こう正面では口を割るシーンも見られました。集中させる馬具がなくてもそういう走りを見ても闘争心がぼけることはなかったということを確認できました。ただし、人気馬を見ながら進められましたがスローペースであったにも関わらずついていくのが楽ではなかったですし、最後の伸びもありませんでした。ジョッキーと話をしていても“気持ちはあるけれど手前をチョコチョコ替えたりしていたし、スピードアップできなかったりと、まだ体がついてきていない印象を受けました”ということでしたね。坂路で動けていたので期待を持っていたのですが、一頓挫あって完全にオフにする期間も含まれた休養を経ての今回でした。牧場からいい状態で入れてもらえましたし、脚元の不安もいくらか和らいでしましたけれどそれでも坂路でしか調整できず、これまでと違った調整過程だったことは否めませんでした。満足いく形でなかったことは確かですし、今回はそこが一番の敗因と言えるのではないかと思います。反省材料ではありますけれど壊してしまっては元も子もありませんから、これから少しずつ復調させていければという思いです。まずはレース後の無事をしっかりと確認してから今後に持っていければと考えています」（黒岩師）捻挫のアクシデントで休養を余儀なくされ夏以来の出走となりましたが、時間をかけてきたことで脚元は比較的落ち着いた状態を保ったなかで調教を積み、レースへ向かうことができました。稽古の動きからも楽しみを持てるのではないかと期待を寄せて送り出したのですが、力みがあったこと、そして展開が向かなかったこともあり、良さを発揮することができませんでした。残念な結果となりましたが、適度に時間をかけつつ巻き返していきたいところです。レース後の状態を慎重に確認したうえで今後について検討していきます。
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20/07/12 福島 七夕賞 |
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１２日の福島競馬ではまずますのスタート切り、進みが良くそのまま先頭に立つ。そのまま直線へ向いて逃げ粘りを狙ったが交わされてしまい、何とか踏ん張りを見せるも６着。「正直に言うと、レース前は控える形を想定して作戦を練っていました。それは、愛知杯のときの経験から気持ちを補うためのブリンカーを着けているとはいえ馬場を気にして進みがそこまで良くないだろうということが予測できたからなんです。ジョッキーも“進みが悪いところで無理に押してもロスにつながるから”とその意見に同調してくれていて、そのつもりでレースへ向けて送り出しました。しかし、いざ蓋をあけると返し馬から行きっぷりが良く、レースでも楽に先頭に立つ形になりました。他も来ず、自発的に先頭に立ってマイペースに進められていたので悪くなかったと思います。直線で後続に交わされてしまったものの、ダメであればあのままズルズルと下がり馬群に完全に飲み込まれていたはずですが、そうならず踏ん張っています。この馬場のなか力んで走った分だけ最後は疲れて捕まってしまったけれど、評価できる競馬だったと見ています。ジョッキーとの話の中でブリンカーの有無についての話題にもなりましたが、単純にブリンカーの存在だけでなく、今回春と比べても具合が良くなっていたので、そこも結果的には力みにつながってしまったのかなと思います。いい結果を出すことはできませんでしたが、久々の芝の重賞、しかもハンデ戦とはいえ男馬と混ざってのレースでしたし、またやっていけそうという手応えを得られた一戦だったと思っています。しっかりと調教を積んで、しっかりと走ったあとなので、基本的には放牧に出し、ケアしてまた次の目標を立てていく考えを持っています」（黒岩師）道悪馬場対策としてブリンカーを着用して臨んだ今回でしたが、その分もあったか具合が良かったからか、馬場を気にしすぎることなく逃げることになりました。前半の入りから少し厳しいかもしれないと心配しましたが、上位陣に交わされはしたもののその後も踏みとどまろうとする姿を見て改めて重賞クラスの馬であると思えました。今回は恵まれなかった面もあったと思いますので、次回以降にぜひ巻き返してくれることを期待しています。タフな競馬のあとなので、まずは慎重の状態を確認していきます。
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20/04/02 船橋 マリーンＣ |
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２日の船橋競馬では五分のスタートを切り、促しながら中団を追走する。向こう正面から徐々に進出を開始するが思うように押し上げていけず、直線での伸びも見られず９着。「競馬へ臨むまでは悪くないと思えましたし、メンバー構成からも十分チャンスがあると感じていただけに、このような結果となり申し訳なく思います。内田さんに話を聞くと“当初抱いていたイメージと異なり、妙に大人しく感じたので、スタートしてからしっかりと行き脚をつけていきました。１〜２コーナーも上手くいき、これならと思えたのですが、３コーナーあたりから急激に手応えがなくなってしまいました。う〜ん…不慣れな部分が出てしまったのかもしれないです”ということでした。私も内田さん同様に敗因がハッキリと掴みきれないのが本音です。前半は上手く立ち回れていましたし、前残りの馬場を意識しつつ人気のメモリーコウを見ながら進められていましたから、まったく余裕がなかったわけでもないでしょう。それ以外と考えると精神面でしょうか…。内田さんが言う“妙に大人しかった”という言葉から推測すると初めてのナイターに戸惑った可能性は考えられます。ただし、それにしても急激に脚がなくなりすぎましたからね…。レース後の息遣いを聞いていると走り切った感じをしていたので、まったく走らなかったというものとは少し違うのかなという気はしますが、戸惑いがあったのは否定できません。それとは別に、もしかしたら短い間隔での出走とあって苦しさを内包していたのかもしれませんので、今後のためにもしっかりと仕切り直したほうがいいのかもしれません。上手く行かず本当に申し訳なく思いますが、能力的に通用していいはずなので、立て直してまたこの馬の良い走りをお見せできるようにしたいです。今のところ週末に天栄へ放牧に出すつもりですが、まずはトレセンへ戻り、状態をしっかりと確認します」（黒岩師）距離短縮の一戦でしたが、メンバー構成が魅力と思えたことから今回のレースへチャレンジしました。マイル戦に適応できるように当たりの強い鞍上を迎え、馬具も工夫して臨み、向こう正面までは悪くない形で進められましたが、その後はまったく良さを見ることができませんでした。賞金を加算して今後の戦いをよりいいものにしようとしただけに非常に残念でなりませんし、応援いただいた方々には大変申し訳なく思います。明確な敗因が掴めておらずモヤモヤが残りますが、今回の経験を踏まえて今後につなげていきたいものです。まずはレース後の状態を確認してからになりますが、前走から短い間隔で臨みましたので、連戦の疲れを取るためにも立て直してから今後について検討していきます。
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20/03/05 川崎 エンプレス杯 |
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５日の川崎競馬ではゆったりめのスタートから後方を追走。勝負どころからジリジリ脚を使うが、前を捉えることはできず３着。「初めてのダート戦ということもあり、返し馬から高く跳ぶような形で気にする素振りを見せていました。レース序盤もなかなか前に行くことができませんでしたね。ただ、ペースが速かったこともあって中盤〜終盤にかけて良い脚を使ってくれましたよ。慣れてくればダート戦でも十分にチャンスがありそうです」（森騎手）「勝負どころから頑張って伸びてきてくれましたが、レース序盤は行くに行けませんでしたね。初めてのダートが影響したのでしょう。ただ、初戦として考えれば目処の立つ走りを見せてくれたように思います。鞍上も慣れてくればチャンスはあると話していましたから、機会があれば交流重賞を選択肢のひとつに入れて考えていきたいですね」（黒岩師）勝負どころから懸命に追い上げてきましたが、勝ち馬を交わすことはできませんでした。ダートに不慣れな部分はありましたが、慣れてくれば交流重賞でもチャンスはあるのではと思わせるレースだったように思います。今後については美浦トレセンへ戻っての状態次第で検討していきます。
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20/01/18 小倉 愛知杯 |
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１８日の小倉競馬では中団を進み、外目を回して進出していく。直線へ向いたところで前まで迫れるかと思えたが、それ以降は目立つほどの伸びがなく７着。「以前と比べると馬が良くなっていて楽しみだと感じていました。しかし、いざレースとなると馬場に泣かされてしまいましたね…。１コーナーまでの進みっぷりがもうひとつでしたし、向こう正面ではノメるシーンもありました。今日の小倉の芝は重く、それにプラスして続いた雨により走りづらい馬場になってしまったので、厳しいレースになりました。良い馬場であればと思うと悔しいですね。申し訳ありません。成長を感じましたが、トモあたりはもっと良くなりそうとも思えました。コントロールの難しさを感じさせることもなかったですよ」（池添騎手）「想定していたよりも輸送で減りすぎずに臨むことができました。あとは無事にレースを迎えられればと思っていたのですが、空模様がちょっと気にはなっていたんです。できればきれいな馬場で走らせてあげたいなと思っていたので、雨が続かなければと願っていたのですが、結果からするとその心配が現実となってしまいましたね…。開幕週でも重く、そして、ノメるほどの馬場状態になってしまい、良さを削がれてしまった印象です。また、前を走る馬たちの行きっぷりがひと息で、余計に外を回らされたことでさらに堪えさせられました。環境への適応力が高く、今回もいい状態で送り出せたと思っていただけに本当に残念でなりませんが、今日の結果は度外視していいはずで、またの機会にリベンジしたいです」（黒岩師）馬の雰囲気は良く、いい勝負になるのではないかと見ていたのですが、残念ながら雨がいったん止んだと思ったらまた降ったりと、断続的な降雨により馬場状態がだいぶタフになり、リズムを乱されてしまうまでになったことが響きました。距離のロスも重なりましたし、今回は不運でもありましたので、巻き返してほしいと願っています。そして、以前と比べてかなり成長していることを感じることができ、もっと良くなる余地があるとも鞍上が言ってくれていますので、これからの成長に期待をしたいと思います。この後は美浦トレセンへ戻り、疲れを取ってから今後のことを検討していく予定です。
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19/10/13 京都 秋華賞 |
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１３日の京都競馬では五分のスタートから周囲を見つつ出たなりで好位の後ろを進む。いいポジションで運びそのまま直線を向いたが、最後は伸びきれず１０着。「返し馬では前回よりも状態は良くなっているように感じたのですが、いざレースで走ってみるとちょっと馬場を気にして脚を取られてしまいましたね。外を回っていたこともありますが、今日は馬場の影響が大きかったようで、４コーナーではもう踏ん張ることができませんでした。申し訳ありません」（戸崎騎手）「外枠からでも好位につけていいリズムで走れているように見えました。ただ、かなりペースが速かったこともあって、早めに苦しくなってしまったようで、４コーナーで手前を替えていました。決して悪い競馬ではなかったと思うのでこの走りは次につながるはずですし、これからまた力をつけていきたいです」（黒岩師）前を見ながら進めるいいポジションで運べましたが、荒れた馬場に速いペースで最後は苦しくなってしまいました。良馬場ならまた違ったでしょうし、正攻法でぶつかっていったことは大きな経験として今後の糧になるはずです。この後は馬体を確認してから検討します。
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19/09/07 中山 紫苑Ｓ |
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７日の中山競馬では折り合いに気をつけながら先行する。直線へ向いて人気馬目掛けて勝負に行き、最後は内から来た馬との上げ下げになったがわずかにハナ差制して優勝。「今日は前回より元気がいいなぁ…とは感じましたが、それは具合の良さから来るものだろうと感じられました。ゲートから無理に出していったわけではないのですが自然とあの位置になりました。大外だったのであまり外を走らされるのは嫌だなと思いながらレースを進めていきました。前走でいいイメージを持っていたので、早めに行き過ぎないように気をつけながら動かしていきました。最後は際どかったですが、よく凌いでくれましたね。今日は厳しい中で勝ち切ってくれましたが、広いコースのワンターンの競馬よりもコーナー４つのほうがより競馬はしやすいですね」（戸崎騎手）「今回充実した中で調整できていたので１０キロ増で出せるのではないかと思っていたところわずかに減って８キロ増での出走となりました。もちろん悪くない状態で送り出せたと思えましたし、ジョッキーには前回で得た良い印象を持ったまま勝負に行って欲しいと考えていました。実際のところ上手く勝ち切ってくれましたね。正直に言えば最後負けたか…と思ったので、よく頑張ってくれましたね。これで秋に叶わなかった大舞台への挑戦権を得られましたからあとはコンディションが整うかどうかです。前回から今回はとてもいい形で天栄から送り出してもらえたのですが、元々は回復に時間を要していた馬です。もちろん悪い状態でゴーサインを出すわけにはいかないですから、回復次第で考えていきたいと思います」（黒岩師）前回が見ているこちらが心配になるほど大胆な競馬で勝ち切ってくれましたので、あれを春からの成長と判断するのならこの舞台でもいい勝負になるのではないかと見ていました。その結果、最後はかなり際どい勝負になりましたが首の上げ下げを見事に制してくれました。１着と２着では意味合いがまったく違ってきますからとても大きなハナ差だったと言っていいでしょう。これで秋華賞へのチャレンジ権を得ることができましたが、回復に時間を要する体質の持ち主なのであくまでも今後の戻り具合によります。そのあたりは放牧に出してからの状態をギリギリまで見たうえで判断していくことになります。
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19/07/07 福島 500万下 |
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７日の福島競馬ではまずまずのスタートから前々のポジションでレースを進める。勝負どころから仕掛けていき、直線では後続に３馬身差を付けて優勝。「返し馬から良い雰囲気で、実際にゲート、道中と非常にスムーズに運ぶことができました。余裕のある走りで、最後もしっかり脚を使ってくれましたね。成長を感じさせるレースだったので、これから先が楽しみです。ありがとうございました」（戸崎騎手）「先頭に立つのが少し早かったので、一瞬ヒヤリとしましたが、杞憂に終わりましたね。無事に結果を出すことができて良かったです。ありがとうございました。これまではゲートを含めて不安がありましたが、今回の競馬ではそうした部分での成長を感じさせるレースだったように思います。先に向けて、ここで結果を出せたのは大きいです。今後についてはレース後の状態をよく見た上で判断していければと考えています」（黒岩師）圧倒的な人気に支持されましたが、それに違わない走りを見せてくれました。春からの成長を感じさせる内容でしたので、この先が楽しみになったのは間違いないでしょう。今後は厩舎に戻っての状態次第で検討していきます。
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19/04/21 東京 フローラＳ |
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２１日の東京競馬では先団グループを進み勝負どころへ向かったが４角では手応えが怪しくなる。その後リズムを取り戻して直線でじわじわ伸びてくるが４着まで。「調教で跨った際はウォーミングアップの時点で結構行く気を見せているくらいだったので、今日は折り合いが鍵になるなと考えていました。それでも今日の返し馬は落ち着いて対応してくれましたし、競馬でもコントロールで苦労することはありませんでした。勝負どころで囲まれた時に少し気を遣ったのかハミの取り方がもうひとつになりましたが、それでも直線でスペースができてからはしっかりと脚を使っています。今日はいい結果を出せずに申し訳ありませんが、まだ幼い面がありながら力は示してくれていますから、今後の成長にも期待したいです」（石橋騎手）「この馬なりに冷静さを保ちながらレースへ向かえたと思います。向こう正面あたりまではリズムよく進められていましたし、これならばと思えるくらいでした。ただし、肝心の勝負どころでは怪しくなっていましたよね…。前半の手応えからしてどうしたものかと思いましたが、直線では改めて伸びてきてくれました。明確な理由までは特定できないものの、外から被された時に気にしてしまったのかふわふわしてしまったのが痛かったです。あのシーンでハミが少し抜けるような格好になりましたからね。そこで状況を判断してジョッキーがエンジンをふかしてくれたのは大きかったです。あそこでさがらずにいたことで、再び勢いがついてからあそこまで来れたのだと思います。最後は切れ負けのような格好になり、またオークスの出走権を得ることもできませんでしたが、キャリア３戦目と考えるとよく頑張ってくれたとも言えますし、今後のことを考えるといい経験ができたとも思うんです。今回課題を見られましたが、戸惑いながらも対応してくれたことは自信にもなりますし、距離をこなせたのも良かったと思える部分でしょう。この後も楽しみですね。まずはレース後の状態、特に脚元には弱さを抱えている馬なのでよく確認したのちに放牧に出して疲れを取り、仕切り直して改めて次のレースへ向かうつもりでいます」（黒岩師）いい雰囲気の中で臨めた今回でしたが、思いもよらず勝負どころでは手応えが怪しくなりました。その瞬間大敗も覚悟したのですが、直線へ向くと最後までしぶとく脚を使ってくれました。一度気持ちが切れかかったにもかかわらずリズムを整えると再び伸びて来るのは並大抵のことではなく、牝馬なのに大したものです。優先出走権を取ることができず残念ではありますが、夢を見せてくれましたし、今後に向けても視界は明るいはずです。血統的には他にも選択肢があるようにも思えますし、今後の可能性はまだまだあるようにも思えるので楽しみは大きいでしょう。このあとはひと息入れてコンディションを整える予定ですが、次回またいい走りを見せてくれることに期待をしています。
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19/01/06 京都 シンザン記念 |
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６日の京都競馬ではスタートを決めて好位から運ぶ。いい手応えで勝負どころに差し掛かるが、いざ追い出してからがジリジリとした脚になり４着。「前回はゲートの中でずっとソワソワしていたのですが、今日はレース前から落ち着いていましたし、返し馬を軽めに留めたこともあってゲートの中でも我慢することができていました。いいスタートを切り、いいポジションを取ることができましたから、いつでも動けるようにしてあとは仕掛けどころだけと思っていたんです。ちょっとモタモタして前回ほどグッと伸びる感じはありませんでしたが、それでも交わされてからも諦めることなく最後まで踏ん張ってくれました。まだキャリアも浅いですし、これがいい経験になってくれればと思います」（池添騎手）「輸送を無難にクリアしてくれたことでパドックでは落ち着きがありましたね。馬場入りも念のため一番最後にするなど、できるだけいい精神状態で送り出せるように対策しましたが、こちらの心配をよそにいい形でレースに臨むことができたと思います。レースはスムーズに運ぶことができましたが、緩さが残ることで一気にギアを上げることができず、遅れを取ってしまいました。目一杯走っての結果であれば…となってしまいますが、上がってきてからの息遣いにはまだまだ余力を感じました。緩さが残るが故に体を使いきれず、持っているポテンシャルを出しきれていない証でしょう。このあともうまく成長を促していければ、将来が楽しみな馬だと再認識しました。今日は一番いい結果を出すことができず悔しさはありますが、丁寧に接していくことでより良い走りができるように努めていきます」（黒岩師）課題でもあった輸送を無事にクリアし、いい精神状態で競馬に臨むことができました。スムーズなレースぶりから伸び切れませんでしたが、今回がまだ２戦目とキャリアも浅いですし、ひとつずつ経験を重ねて成長してもらいたいところです。今後についてはまず馬体をしっかりと確認してから検討していきます。
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18/10/13 東京 新馬 |
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１３日の東京競馬ではややゆっくりとしたスタートを切り中団の馬群の中を進む。流れを見て４角外から押し上げていき直線へ向かうと最後まで力強く伸び、押し切りを狙う２着馬をゴール前できっちり差し切り優勝。「おめでとうございました。稽古では問題なかったのですが今日は気が入っていて馬場におろすとカッとなり元気が良すぎるくらいの走りになってしまいました。止まらないかと思うほどだったのですが、止まってレースを待つ間の輪乗りの時にはすでに気持ちが切り替わっていて落ち着いていました。レースの道中も問題はなく上手に走れていました。できれば直線に向き切ってから追い出そうと思っていましたがペースが遅く感じ、前が横に広がりそうなことも踏まえて早めから動かしていきました。長く良い脚を使って最後は差し切り。上がり３ハロン３３秒台の脚を使えたことも大きいですし、今日はいい走りを見せてくれましたね。これからが楽しみな馬なのですが、調教と初戦とでこれだけ変わってしまったので、実戦を経験して変わる部分が出てくるかもしれません。できるだけ穏やかさを保ち、このまま上手に走れるようになってくれたら良いですね。今回はご迷惑をおかけし、土曜日に回っていただいたこともあったのでなんとかしたいという気持ちでいたので正直ホッとしました。ありがとうございました」（池添騎手）「初めての競馬でしたがトレセンの時と同じように落ち着いた様子を見せていたんです。このままレースへ向かえればと思っていたのですが、ジョッキーが跨り馬場入りすると変わりましたね。止まらないのではないかと思うほど頭をあげてしまっていたので心配しましたが、実戦へ行くと対応はできていました。早めに押し上げて前を行く馬をきっちり交わすという強い競馬。レースの上がりから考えるとそれなりの脚を使ったことは一目瞭然でしたが、確認すると３３秒５。初戦から立派な走りを見せてくれましたね。稽古の動きから勝ち負けできると感じていたのでこだわって今回の新馬戦へ向かいましたが、勝ててホッとしました。皆様おめでとうございます。球節をはじめ脚元に不安があった馬で反動が心配ではあるので、まずは慎重に状態を確認していきます。そして、脚だけでなく今日見せた精神状態の変化のことも踏まえるとあまり詰め込んで使うのは良くないのではないかとも思いましたので、長い目で見て育てていければと思っています」（黒岩師）調教の動きでは勝ち負けを意識できるだけの手応えを得られていたので、こだわってレースへ向かいました。当初の予定からレースが変更になったもののきっちり対応するのですから大したものです。馬が立派なのはもちろんですが、変則日程のこと、そして急遽の変更にも対応できた厩舎力も大きかったと言えるのではないでしょうか。ゲート試験後に脚元に弱さを見せていた馬なだけあって一発で決められたことも大きく、今後の成長を無理なく促せそうなことは何よりだと思います。今後についてはまだ決めていませんが、慌てずに考えていきたいと思っています。まずはレース後の状態をしっかりと確認したうえで今後どうしていくかを検討していく予定です。
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